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部門紹介

放射線技術科

 当部門は、患者さまに優しい医療を目指し、64列MDCT、1.5T 超電導MRIを備え、最適な診療情報を患者さまに還元できるよう日々精進しています。
 また、患者さま満足度向上に向けて取り組んでおり、患者さまが安全に安心して検査を受けられるように患者さま中心の医療へと励んでいます。検査や放射線について分からないことや心配なことがありましたら、お気軽にご相談下さい。
患者さまの皆様が、安心して検査を受けられるよう努力してまいります。

業務内容

 胸部・腹部・骨などの単純X線撮影、胃・大腸などのバリウム(造影剤)を使用した消化管X線撮影、X線を用いて体の横断像を撮影するCT、強力な磁力を用いて体の断面を撮影するMRI、肝臓の血管治療やシャント経皮的血管形成術などの血管造影、乳房を圧迫筒で圧迫し撮影するマンモグラフィを行っています。
 現在、常勤放射線科医師2名、診療放射線技師12名(男性7名、女性5名)が所属しています。

医療機器の紹介

  • 一般撮影装置 2台
  • CR読み取り装置 1台
  • FPD装置 1台
  • 回診用X線装置 1台
  • 外科用イメージ 2台
  • マンモグラフィ装置 1台
  • DR X線装置 2台
  • MD CT64列 1台
  • MRI 1.5T 1台

CT GEヘルスケア社製

 この度、当院では更なる検査の質向上と患者様に安心して検査をお受けいただく為、64列マルチスライスCTを導入致しました。
 従来の装置に比べ、より短時間で広範囲、高精細の検査が可能となり、また約100倍の超高感度を達成したガーネット検出器により、被ばく低減することが可能となっております。患者様の被ばくに対しまして、今まで以上に少ない被ばく線量にて検査施行させていただきます。
 また、逐次近似応用金属低減画像再構成法(Smart MAR)により、体内にある金属インプラントによるアーチファクトの低減を実現し、画質の向上も望めます。更に、Dual Energy CTでは様々な画像(スペクトラル解析画像)を得ることができ、コントラストの改善やアーチファクトの低減を図れます。そして従来CTの2.5倍の情報密度で画像再構成を可能とし,全身高分解能画像を実現します。

 更に造影CT検査では造影効果を変化させることができ、従来と同等の造影剤量を投与する場合には、低いエネルギーの画像(仮想単色X線画像)を作成することで、従来よりも造影効果の高い鮮明な画像を取得することが可能となります。それにより腎機能の悪い患者様の撮影時は、造影剤量を減量しながら通常の造影剤量と同等の画像の提供が可能となりました。
 以上の多彩な機能を使用し、今後とも安全な検査の実施と共に、今まで以上に診療に有用な画像提供をして参りますので、宜しくお願い致します。

MRI Philips社製

平成28年6月に、1.5T(テスラ)MRI装置導入されました。
従来のMRI装置に比べ、変化することは大きく分けて以下の点が挙げられます。

  1. 撮像時間の短縮や、画質の向上による医療の質の向上が見込まれます。
  2. 乳腺MRIや、体幹部・四肢の造影剤なしでの血管検査等が新たに検査可能となります。
  3. 従来よりも静音効果が向上し、また開口部の入口が広くなることによって圧迫感から開放され、
    よりよい検査環境が提供できるようになります。
VSRAD概要
 また、新たに撮影可能となりましたVSRAD検査についてご紹介します。
VSRADとは、Voxel-Based Specific Regional Analysis System for Alzheimer's Disease の略で、前駆期を含む早期アルツハイマー型認知症の診断支援システムのことであり、アルツハイマー病診断の経験値に基づく客観的判断を目指したものです。
 VSRADではMRI画像を利用し、正常脳と比較した脳の萎縮度を、数値で評価します。ただし、専用ソフトにて解析しますがこのソフトの結果から確定診断ができるわけではなく、あくまでも早期アルツハイマー型認知症を診断する上で支援する目的で使用されます。
※検査の詳細につきましては、担当医師にご相談ください。

マンモグラフィ装置(トモシンセシス機能搭載) 富士フイルムメディカル社製

 マンモグラフィ検査とは、乳房を圧迫板で挟み、乳房全体を薄くし腫瘤や小さな石灰化を映すことによって、「視触診」や「乳房超音波検査」では見つけにくい早期乳がんの発見に大変有効な検査です。
当院では、2023年1月にトモシンセシス機能(以下3Dマンモグラフィといたします)を搭載したデジタルマンモグラフィ装置を導入いたしました。

【3Dマンモグラフィ(トモシンセシス機能)とは?】

1.撮影原理

 3Dマンモグラフィを撮影することによって、1mmごとの断面を得ることができる為、今まで乳腺構造の重なりによって発見が難しかった病変の観察が容易になります。
それにより、重なって病変に見えていたものも正常であると判断しやすくなります。

2.撮影方法

 右図のようにX線管球を移動させながら撮影します。
また、通常のマンモグラフィと同様に乳房を圧迫した状態で撮影します。
撮影時間は通常のマンモグラフィ+4秒で撮影可能です。

3.被ばく

 最新の画像技術搭載装置を導入したことにより、通常マンモグラフィに加えて3Dマンモグラフィを撮影しても、通常のマンモグラフィ並みの被ばく線量で撮影可能です。

4.検査時の痛み

 当院の装置は、患者さま・受診者さまの圧迫時の痛み軽減を目的とし、(通常の乳房圧迫完了後に乳房の厚みが変化しない範囲で)圧迫圧を減圧する機能も搭載しております。


撮影は、全て女性の診療放射線技師が行っておりますので、安心して検査をお受けください。


尚、健診のご予約・ご相談は健康管理課にて行っておりますので、詳細につきましては健康管理課までお問い合わせ下さい。
>>健診についてはこちらをご確認ください

認定取得

マンモグラフィ検診施設画像認定施設

 マンモグラフィ検診施設画像認定施設とは 、特定非営利活動法人 日本乳がん検診精度管理中央機構(以下 精中機構)が、マンモグラフィ検査を行う施設として基準を満たしていると認めたものです。
基準を満たす為には、撮影装置等の毎日の精度管理や、高い撮影技術が要求されています。この結果は当院の乳がん診療の質の高さと乳がん検診に対する取り組みが認められたものです。
今後も、ますます質の高い検査を提供できるよう努力して参ります。

医療被ばく低減施設認定

 2019年7月1日付にて、公益社団法人 日本診療放射線技師会が定める医療被ばく低減施設に認定されました。埼玉県では11施設目、全国で96施設目の認定取得となります。


 医療被ばく低減施設認定とは、日本診療放射線技師会が掲げる「 安心できる放射線診療 」を提供する為の事業で、患者さまのための医療被ばく低減目標値を定めた「医療被ばくガイドライン」に基づく分析結果を総合した評価により、合格基準を満たした施設に与えられる認定です。
当院も、各種放射線検査において被ばく線量を把握・管理、ガイドラインとの比較評価、放射線関連装置の保守管理などを行い、それらの放射線検査による医療被ばくを適正化していること、患者様への情報提供を行う為の資料が適切であるなどが評価された結果であると思います。


 今回の認定取得を礎に、今後も診療放射線技師へ求められる責務として画像の質を担保した上で医療被ばくの更なる低減を推進し、患者様に安全で安心な放射線検査を受けて頂けるように日々、努力してまいります。

その他(診療データ等)

一般撮影 CT MRI UGI マンモグラフィ
2018年度 23,435件 8,608件 3,469件 1,820件 1,016件
2019年度 24,082件 8,630件 3,384件 1,844件 1,087件
2020年度 18,526件 10,279件 3,525件 1,997件 1,071件
2021年度 18,911件 10,092件 3,678件 2,122件 1,296件
2022年度 19,638件 9,896件 3,700件 2,160件 1,294件

医療機器の共同利用のご案内

 当院では、CT(64列MDCT)、MRI(1.5T MRI)の共同利用を行っております。
放射線科医師により画像の読影が行われ、画像データと読影報告書を持ってお帰りいただきます。(日によりましては、読影報告書を後日郵送となることもございます。)
 ぜひご利用をお願い致します。
地域連携課にて検査のご予約は致しますので、下記をご参照ください。

>>地域連携課はこちらをご確認ください

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