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回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーションとは

 回復期リハビリテーション病棟では、多くの専門職種がチームを組んで集中的なリハビリテーションを実施し、心身ともに回復した状態で自宅や社会へ戻っていただくことを目的としています。
 対象となる方は、脳血管疾患または大腿骨頚部骨折などの病気や怪我により、急性期の治療を脱した方の中でさらに、医学的・社会的・心理的サポートを必要とする患者さまとなります。

回復期リハビリテーション病棟に関する連絡先

詳しくは、医療福祉相談課0480-93-7850(直通、FAX共通)までご相談ください。

当院の特徴

①回復期リハビリテーション病棟は365日リハビリを提供します。(土日祝祭日も休みなくリハビリが提供されます)

②理学療法士 60名、作業療法士 25名、言語聴覚士 15名(2022年2月現在)

③多職種が共同してリハビリの計画を立て、一人一人に適したリハビリを提供します。

④必要に応じて入院時や退院前にご自宅に伺い、家屋改修や福祉用具のアドバイスをさせていただきます。

⑤理学療法士、作業療法士、言語聴覚士による一日最大3時間のリハビリを行います。

⑥当院ではガイドライン(基準)にのっとって、根拠に基づいた治療を積極的に取り入れています。

第一リハビリ室の風景

具体的なリハビリの内容について

整形疾患の患者さまに行うリハビリ内容

 回復期病棟の整形疾患の患者さまに対するリハビリでは、大腿骨骨折の方や脊椎骨折の方などのリハビリを中心に行い、人工関節や脊椎圧迫骨折後のコルセットの着脱訓練なども積極的に行っています。また、その他の骨折の方や脊髄疾患の方に対してもその人に合った訓練プログラムを作成し、柔軟に対応しています。

理学療法士によるリハビリの様子

 整形疾患の患者様の場合、骨折や手術した周囲の関節が固くなることが多いため、関節の可動域を拡大させる練習や筋力を増強させる練習を実施します。痛みを伴う場合はその痛みを除去するためにストレッチを実施します。また、立ち上がり動作や歩行動作などの練習も実施し、必要性があれば補助具などを使用していきます。
  • ベッド上で行う左下肢の筋力強化練習

    怪我をしている方の太ももの前側についている筋力を強化するための練習をしています。
  • 立位で行う右下肢の筋力強化及びバランス練習

    怪我をしている方の太ももの筋肉とお尻についている筋肉を強化するための練習を行っています。

脳血管疾患の患者さまに行うリハビリ内容

 当院の回復期病棟のリハビリでは、脳血管疾患の方に対するリハビリに力を入れています。回復期病棟に転院される患者さまは、ある程度神経症状が落ち着いた状態にあるため、医師と連携を図りながら積極的に離床を進めていきます。状態の安定が確認されれば、ベッド上ではなくリハビリテーション室でリハビリを行います。麻痺をしている方の手足に対する神経や筋肉に対し刺激を与える練習や起立練習、歩行練習といった自重を利用した練習を積極的に行います。また、言語障害や嚥下障害がみられる患者さまには状態に応じて言語聴覚士によるリハビリを実施します。

理学療法士によるリハビリの様子

理学療法では、主に麻痺側の上肢(手や腕、肩)と下肢(股関節や膝、足)の練習や起き上がり動作、立ち上がり動作といった基本動作練習を実施します。個人の麻痺症状の状態に合わせて難易度を設定しています。また、下肢装具を用いて歩く練習も行っており、必要に応じて屋外を歩く練習を実施します。当院には様々な下肢装具があり、患者さまの状態に適した下肢装具を使用し練習していきます。退院が近くなってくると在宅での生活を考えて、必要であれば下肢装具を作成しています。
  • ベッド上で行う関節可動域練習

    麻痺している方の下肢(股関節や膝、足)の動きを促し、
    筋や神経に刺激を入れる練習を実施しています。
  • 装具を用いた歩行練習

    麻痺側の上肢と下肢に装具を使用して歩く練習を実施しています。
  • 退院に向けて行う屋外歩行練習

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    退院の目途が経つ頃になると、屋外での歩行能力の獲得が必要になる事があります。その方たちのために実際に屋外を歩き体感していきます。歩くコースは3種類用意しており、病院の周りを歩く短いコースや白岡駅まで歩きエスカレーターや階段を利用するコースもあり、その人が必要になる距離や個人の能力に合わせて設定していきます。
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    ゲイトイノベーションデザイン長下肢装具
  • 装具の種類

    金属支柱付き長下肢装具
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    オモニューレクサプラス

作業療法士によるリハビリの様子

 作業療法では主に麻痺側の上肢(肩や腕、手)の運動やトイレ動作や入浴動作といった日常的に必要とされる動作の練習を行います。また、必要に応じて調理練習などの家事動作も実際に練習しています。また、日常生活活動の実践を重視して調理練習や、園芸活動といったことにも力を入れています。
  • 脳卒中の患者様に行う麻痺側上肢の練習

    麻痺している手や肘、肩運動を行い、正しい動きを体に覚えさせる練習を実施しています。
  • 脳卒中の患者様に行うトイレ動作練習

    入院中から病室のトイレを1人で行うようにするために足の運び方や手すりの使い方、ズボンの上げ下げなどの練習を実施しています。

言語聴覚士によるリハビリの様子

 言語聴覚療法ではコミュニケーション機能(聞く、話す、書く)や食べ物の飲み込みに障害のある人に対して機能訓練を行い改善することが目的です。その手段として音声練習・構音練習・言語練習を行いコミュニケーションの援助をいたします。また、適切な評価のもとに飲み込みの練習を行い、安全にお食事を召し上がっていただけるように援助いたします。
  • 失語症の方に対する発話の練習

    失語症の方に対して言葉の発し方や発音、文章の構成などを学習するための練習です。

入院対象となる状態及び入院期間

対象疾患 入院期間
1 脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後もしくは手術後、又は義肢装着訓練を要する状態 150日
高欠脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頚髄損傷および頭部外傷を含む外部位外傷 180日
2 多肢の骨折、大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の骨折 90日
3 外科手術又は肺炎などの治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後 90日
4 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靭帯損傷後 60日
5 関節又は膝関節の置換術後の状態 90日

入院から退院まで

  • 入院
    検査・お体の評価を行い入院時の身体の状態を確認させて頂きます。
  • リハビリ開始(入院当日より)
  • 中間カンファレンス(入院より1ヶ月後を目安)
    ご家族と各担当者で退院の方向性について話しあいます。また必要時家屋評価等を実施します。
  • 退院支援・退院準備(退院1~2ヶ月前)
  • 退院前カンファレンス(退院1~2週間前が目安)
    ご家族・院内担当者・退院後に担当となる方と、現状についての情報共有を行います。
  • 退院

一日のスケジュール(例)

時間 012345 67 8 91011 12 1314151617 18 192021 222324
スケジュール 消灯 起床・着替え・洗面 朝食・歯磨き 午前のリハビリ
血圧測定
入浴
口腔体操・昼食 午後のリハビリ
入浴(機械浴)
夕食・歯磨き 着替え 消灯
時間スケジュール
0消灯
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6起床・着替え・洗面
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8朝食・歯磨き
9午前のリハビリ
血圧測定
入浴
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12口腔体操・昼食
13午後のリハビリ
入浴(機械浴)
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18夕食・歯磨き
19着替え
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※リハビリは見学可能です。お気軽にお声かけください!

リハビリを全力で支援いたします。

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